精神科看護師のヒトリゴト

精神科しか知らない男性看護師が日々思うことを適当にヒトリゴトを言うブログです

新型コロナウイルスと戦う毎日?

日々最前線でコロナウイルスと戦っている医療従事者の皆さん本当にごくろうさまです。本当に大変だと思います…

僕も看護師であり医療従事者に変わりないが精神科ということもあり、最前線で働く方に比べるとリスクは低いかもしれない。しかしコロナウイルスの感染者は全国的であり、今は何が起こるかわからない状況。

 

油断は禁物。

 

できることなら今の間だけでも入院をやめてほしいと思ってしまうこともある。

 

しかしそんなことは言ってられない。

 

毎日入院は続く。

 

大体1日2、3件くらいはある。昼夜問わず。

 

特に精神疾患の患者さんが入院してくる時は2、3日外で過ごしていたり、普通では考えられないようなことをしてしまい、家族や警察に保護されて入院してくるケースがある。そして入院してきた時には精神状態は不安定で意思疎通が図れないことが多い。

ご家族や警察の方から入院するまでの行動をできるだけ情報収集してはみる。しかし確実なことは分からない。インフルエンザの検査みたいに簡単にできればいいが、そうもいかない。したがってひょっとしたら感染しているのかもしれないという、グレーな感じで危機感を持ちながらの対応となる。

こまめに検温、採血検査等しながら観察はしているが、自分にも家族がいるのでもし感染してしまったら…という恐怖心が常にある。

 

でも患者さんは陽性か、陰性かはグレーな状態。最近では変に慣れてしまってたぶん大丈夫かなといった感覚まで芽生えつつある。

 

こうなってくるとどこまで感染防御していけばいいかがわからない。

 

正直ガウンテクニックも怪しい…

 

使い慣れてないから…

 

 

病棟全体で資料などで勉強し直して実践してはいるが、ほんとにこれで正解なのかはわかっていない。

 

 

よく院内で急変時に備えたBLSの練習などは行っていたが、こういう感染に対する練習は手薄というか全く取り組んでいなかった。まさかこんな事態が起こるなんてだれも予測していなかったから…

精神科だからなんて言い訳にならない。医療従事者として当然分かっておかなければいけないこと。

 

情けない話だが、おそらく同じような精神科の病院は多いと思う。

 

こんな状況早く改善され、緊急事態宣言も解除してほしいが、これを機会に感染防御の訓練も日々取り入れていかなければならないと思う。